タミフルはインフルエンザに対する薬です。子供が服用しその副作用で異常行動を起こすという報道があり、知名度が上昇しました。安全管理をきちんとすれば怖い薬ではありません。こちらではタミフルの異常行動への対処や効果効能などについて解説します。

高熱をともなうインフルエンザの処方薬タミフルとは

インフルエンザは、ウイルスが原因となる感染症の一種ですが、ウイルスがきわめて強力であるため、たとえば職場や学校でひとりがこのウイルスに感染すると、またたく間に周囲にいた人を巻き込んで感染の輪が拡大してしまいます。
インフルエンザにかかると、38度以上という高熱がとつぜんあらわれるほか、のどや鼻のなかの粘膜の腫れや痛み、全身の筋肉や関節の痛みなどといった症状があらわれ、通常の生活を続けることが難しくなってきます。
とくに、子供が高熱をともなうインフルエンザを発症した場合には、まれにではありますが、インフルエンザ脳症を併発してしまい、けいれんや意識障害などの、さらに重い症状が出てしまうことさえあります。
そこで、インフルエンザにかかったときには、医師の処方薬によって、高熱などの症状をできるだけ早く解消することがたいせつとなります。
病院を受診した場合、通常は処方薬としてタミフルなどの抗インフルエンザ薬があてがわれることになります。
このタミフルというのは、ウイルスが身体の細胞に入り込み、遺伝子をコピーして増殖しようとしているときに、その細胞に閉じ込めて出られなくしてしまい、全身にウイルスが拡散するのを阻害するというはたらきをもった医薬品です。
そのため、処方薬のタミフルを規定どおり1日2回、5日間にわたって服用すれば、インフルエンザの症状についてもすみやかに解消されるという効果が期待されます。
ただし、タミフルは増殖している最中のウイルスを閉じ込めるはたらきがメインということから、ウイルスが身体の全部にわたって拡散する以前、すなわち発症してから48時間以内に服用しなければならないとされており、これを過ぎると所定の効果は見込めなくなってしまいます。